田中商会のキットと手持ちの電球で12V化してみました。
バッテリーが大きくなり、行き場のなくなったレギュレーターをバッテリーケースの裏に穴を開けネジ止めした以外はすんなり取り付けられました。
6Vのノーマル状態では、ライトは暗くウインカーは交差点を曲がった後にようやくぼんやりと点灯を開始する状態でしたが、12V化した後はライトは明るく、ウインカーは間髪入れずに点灯するようになりました。ようやく普通の状態になったと言えますが、そりゃあ嬉しかったです。
ダックスで1時間ほど走り回り、直後にカブ110に乗ってみたら、カブの加速性能、車体安定性、丁度良いライディングポジション、ハンドリングと乗り心地の良さなど、燃費や低公害など現代の多様な要求に応える高次元な乗り物であることを再認識しました。アジア各国の様々な要求に鍛えられてきたカブにダックスは全く敵いませんが、現代のカブに無いもの、自由で楽しい雰囲気みたいなものがこの旧いダックスにはあります。その良さをさらに引き出すため、45年物のタイヤの交換、軽いボアアップ、細部の磨きなどもう少しダックスに手をかけてみようと思います。